iPhoneのコントロールセンターを開いたときに目にする、飛行機マークのすぐ隣にある緑色のアンテナのようなマーク。
「これって何?オフにしてもいいの?」と疑問に思ったことはありませんか?
このアイコンは、iPhoneでインターネットを使う上でとても大切な「モバイルデータ通信」のスイッチです。
しかし、意味を知らずにオフにしてしまうと、「外でネットが使えない」「LINEがつながらない」など、思わぬトラブルの原因になることも。
この記事では、「飛行機マークの隣」にあるこのマークの正体と、その設定をオン・オフにしたときの影響を、スマホ初心者にもわかりやすく丁寧に解説します。
トラブルを防ぎ、通信容量を節約するためのコツもご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
iPhoneの飛行機マークの隣にあるマークの正体は?
iPhoneの画面上やコントロールセンターにある「飛行機マーク」。その隣にある緑色のアンテナのようなマーク、気になったことはありませんか?
普段は特に意識しない部分かもしれませんが、実はこのマーク、iPhoneの通信設定において非常に重要な役割を担っています。
飛行機マークの右側にある緑のアンテナは「モバイルデータ通信」
飛行機マークの右隣に表示される、棒が立っているような緑のアイコン。
これは「モバイルデータ通信」のオン・オフを切り替えるボタンです。
オンにしていると、契約中の携帯電話会社の電波を使ってインターネットに接続できます。
モバイルデータ通信とは?Wi-Fiとの違いも解説
モバイルデータ通信とは、ドコモ・au・ソフトバンク・楽天などの携帯回線を使ったインターネット接続のこと。
Wi-Fiとは異なり、自宅やカフェのルーターがなくてもどこでもネットにつながるのがメリットです。
ただし、契約内容に応じて月々の通信容量(ギガ)を消費します。
| 通信手段 | 使用場所 | 容量制限 |
|---|---|---|
| モバイルデータ通信 | 外出先でも利用可能 | 契約プランに応じて制限あり |
| Wi-Fi | 自宅・公共施設など | 基本的に無制限(使い放題) |
なぜ普段はこのマークがオンになっているのか?
iPhoneは初期設定で、モバイルデータ通信がオンになっています。
その理由は、Wi-Fiがない場所でも常にインターネットが使えるようにするためです。
LINE、地図、ブラウザなど、外出中にも使いたいアプリは、基本的にこの通信を利用しています。
つまり、モバイルデータ通信は「いつでもネットが使える状態」を維持するための仕組みなんです。
iPhoneの飛行機マークの隣はオフにしても大丈夫?
モバイルデータ通信がオンなのはわかったけど、「これってオフにしてもいいの?」と疑問に思ったことはありませんか?
ここでは、モバイルデータ通信をオフにしたときの影響について詳しく解説します。
モバイルデータ通信をオフにするとどうなる?
モバイルデータ通信をオフにすると、Wi-Fiがつながっていない場所ではインターネットが一切使えなくなります。
たとえば、移動中にLINEやSafari、Googleマップなどのアプリを開いても、「ネットに接続できません」と表示されてしまいます。
オフにしても通話やSMSは使える?
意外と知られていませんが、モバイルデータ通信をオフにしても、電話の発着信やSMS(ショートメッセージ)は可能です。
この設定はあくまで「インターネット通信」に関するものだからです。
ただし、LINE通話など、データ通信を使うアプリの電話は使えなくなるので注意しましょう。
オフにしておいた方がいいケースとは?
基本的にはオンにしておくのがおすすめですが、以下のような場面では意図的にオフにすると良いでしょう。
| 状況 | オフにするメリット |
|---|---|
| 月末で通信容量が残り少ない | ギガを節約できる |
| 海外旅行中 | 高額なデータ通信料を防げる |
| 子どもに使わせる時 | 勝手な通信での課金を防止 |
理由があるなら、モバイルデータ通信をオフにしても問題ありません。
ただ、知らずにオフになっていて「なぜかネットがつながらない…」と困るケースも多いので注意が必要です。
外でネットが使えない…それ「モバイル通信オフ」が原因かも?
「家では使えるのに、外に出たら急にネットが使えない…」という経験はありませんか?
このトラブル、実はモバイルデータ通信がオフになっているだけ、ということがよくあります。
「Wi-Fiでは使えるのに外で使えない」典型的なトラブル例
たとえば、実家のお母さんが「LINEが外で使えない」と困っていた場合。
確認してみると、モバイルデータ通信がオフになっていたというケースは非常に多いです。
Wi-Fiが使える家の中では問題がないので、気づかずに使い続けてしまうことも。
モバイルデータ通信の確認方法とオンに戻す手順
現在の状態がオンかオフかは、iPhoneのコントロールセンターで簡単にチェックできます。
アンテナのような緑のアイコンが点灯していればオン、グレーになっていればオフです。
手順は以下の通りです。
- 画面右上から下にスワイプして「コントロールセンター」を開く
- 飛行機マークの隣にあるアイコンを確認する
- グレーだった場合はタップして緑色に変える
また、「設定」アプリ → 「モバイル通信」でもオンオフの切り替えができます。
| 方法 | 確認できる場所 | 操作方法 |
|---|---|---|
| コントロールセンター | 画面右上スワイプ | アイコンをタップで切り替え |
| 設定アプリ | モバイル通信 | スイッチをオンに切り替え |
親世代にもありがちな設定ミスを防ぐコツ
モバイルデータ通信のオンオフは、見た目も小さくて分かりづらいため、スマホに慣れていない方ほど間違えやすいです。
特に年配の方が誤ってオフにしてしまい、「壊れたかも?」と勘違いすることも。
スマホ初心者の家族には、あらかじめ「このマークがオフだとネットが使えなくなるよ」と教えておくと安心です。
見慣れないマークほど、“知らないだけで困る”原因になります。
アプリごとにモバイル通信をオフにする方法
「全体の通信は必要だけど、このアプリは外で使いたくない」ということ、ありますよね。
そんなときは、iPhoneの設定でアプリごとにモバイル通信を制限することができます。
データ消費の多いアプリを見つける方法
まずは、どのアプリがたくさんの通信を使っているかをチェックしましょう。
- 「設定」アプリを開く
- 「モバイル通信」をタップ
- 下へスクロールして、アプリごとの通信量を確認
リストには、どのアプリがどれだけギガを使ったかが表示されます。
| アプリ | データ使用量 |
|---|---|
| YouTube | 1.5GB |
| 800MB | |
| Safari | 500MB |
たとえば、動画系アプリはデータ消費が激しいので要注意です。
「このアプリはWi-Fiだけで使いたい」と思ったら
設定画面では、各アプリの右側にスイッチがあります。
これをオフにすることで、そのアプリはモバイル通信を使わなくなり、Wi-Fi接続時のみ利用可能になります。
特に、通勤中などで無駄に通信が発生しないようにしたい場合に便利です。
データ節約のためにおすすめの設定とは?
すべてをオフにする必要はありませんが、以下のような使い方をしている方は設定を見直す価値があります。
- 月末になるとギガが足りなくなる
- 格安SIMで通信量が少ないプランを使っている
- 子どものスマホでゲームや動画の通信量が心配
アプリごとに細かく通信を管理するだけで、無駄な出費やストレスが減ります。
まとめ:飛行機マークの隣は“重要”な通信設定です
今回は、iPhoneの「飛行機マークの隣」にある緑のアンテナマークの意味や、オン・オフの影響について詳しく解説してきました。
最後に、この記事のポイントを振り返っておきましょう。
むやみにオフにせず、目的に応じて使いこなそう
飛行機マークの隣にあるアンテナマークは、「モバイルデータ通信のオン・オフ」を切り替える重要なスイッチです。
これをオフにすると、Wi-Fiがない場所ではネットが使えなくなってしまいます。
つまり、なんとなくオフにするのはNG。
節約やセキュリティ目的など、明確な理由があるときだけオフにするのが賢い使い方です。
トラブル回避にもなる基本知識を身につけよう
「外でネットが使えない」「LINEがつながらない」といったトラブルの原因が、この設定にあるケースは少なくありません。
特にスマホ初心者の方や親世代にとっては、設定ミスによって通信が止まってしまうことも。
事前に知っておけば、こうしたストレスを簡単に防げます。
また、アプリごとの通信設定も活用すれば、ギガの節約にもつながります。
iPhoneの小さなアイコンにも、大きな意味があります。
ぜひこの記事の内容を参考に、設定を見直してみてください。

